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2015年7月1日水曜日

六月読了作品



今月はプライベートでは全然読書出来ませんでした。試験に向けた勉強やらコンクールに向けての練習やら何やらで慌ただしい六月でした。(言い訳)





夏目漱石の作品「夢十夜」「文鳥」の文庫本を買い、この二作について読みました。
漱石の作品は行き過ぎない幻想感があり、教養と知性を感じます。
やはり森鴎外と夏目漱石の文学には気品がありますね…。この後に登場する永井荷風世代(みんな何かと奔放)とは違って教養としての読書という感覚が芽生えます。
画像で載せた引用部分は「夢十夜」の第一夜です。有名な箇所ですが、この美しさと不気味さ融合している感じがとっても好きです。
「文鳥」についてはどうやら去年読んでいたようですが(全く記憶がない。こうして作品の重複購入が生じる)文鳥の姿形を美しく細かく描写していたのが印象的。鳥類の見た目は苦手ですが、作品を読んでいる際には素直にその美しさを理解出来ました。

あとは梅雨時なので三島由紀夫「雨のなかの噴水」を読み返したりもしました。
あとはゼミ発表で谷崎潤一郎「春琴抄」を取り扱いました。
両作とも視覚ではなく触感をフィーチャーしている部分があります。オススメです。


文学散歩として日比谷公園松本楼に行きたいです!一人でも行きたいと考え中。




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